Galaxy Watch 6 Classic レビュー:最上位のWearOS搭載スマートウォッチ

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みなさんこんにちは。2Duoです。Galaxy Watch 6 Classicを入手する機会に恵まれたため、しばらく使用してみました。この記事では、筆者が以前から所持しているApple Watch Ultraとの比較も含め、この機種について個人的な感想を書いていきます。

これはなに

Samsungがつくっているスマートウォッチの最新モデルです。Galaxy Watchは、Watch 6シリーズで初のFelica対応を果たしました。また、ClassicとつかないWatch 6無印もあるのですが、主な違いはディスプレイの外周のリングが物理的に回転するかどうか、また本体サイズや重量、材質です。

筆者の状況

偉そうにスマートウォッチをレビューしておいてアレなのですが、筆者は運動しません。スマートウォッチの使用目的は、通知を受け取ること、かかってきた電話に手元で応答すること、そしてSuicaを使って公共交通機関を利用することです。

極論を言ってしまえば、数年前、MiBand5を使っていたころに不満はなかったです。なぜなら電話の応答とSuicaについてはスマートフォンを近くに携帯していればよいだけだからです。

そのようなわけで、この記事では、特にワークアウトのトラッキングがどうのこうのだとか、水中でどうのこうのとか、そういう面に触れるつもりはありません。そういうのを求めておられる方はもっと運動する方のレビューを参考にしてください、、

Galaxy Watch 6 Classicの特徴

個人的に、Galaxy Watchといえば回転ベゼルなのですが、この機構がひとつ前のモデルであるGalaxy Watch 5シリーズでは省かれてしまったんですよね。そのため、今回の6 Classicは4 Classic以降の1年越しの物理回転ベゼルを搭載したモデルです。

外装はステンレススチールでできています。そのため、非常に重たいです。

また、バンドが特徴的だなと感じました。Galaxy Watchを使用するのは今回が初めてなので、Galaxyは以前からこうなのかもしれませんが、表からパッと見たときは革のバンドに見えるものの、実際はシリコンになっています。どんな場でも気にせず使用でき、汗をかいた場合でも気軽に洗えるなどメリットが非常に多いと思います。

あと、昔はGalaxy WatchはTizen OSを搭載していましたが、今どきはもうWearOSです。

Galaxy Watch 6 Classicのここがイマイチ

ここから先は、筆者がかなり前から所有しているApple Watch Ultraとの比較も含めて書いていきます。

電池持ち

これはどのスマートウォッチでもそうだと思っているのですが、着用期間にどれくらい体を動かすかで電池の消費量が変わると思います。

筆者は基本的に朝7時30分ごろに起きて車で出勤し、勤務時間の大半を事務作業に費やし、終業後はまた車で帰宅し、ダラダラして寝る、というなんとも勿体ない生活をしているのですが、この状態だと一日の終わりとなる0時ごろには電池はまだ50%は確実に残っています。

ただ問題になってくるのが運動をした日で、例えば朝8時ごろに使用を開始し、その日のどこかで2時間ウォーキングをした場合、その日の夜となる23時台には電池切れとなり電源が切れてしまいます。

じゃあAppleWatchはそんなことないのかと問われるとそこはわかりませんが…少なくともUltraはこんなにひどくないです。ある意味当たり前ではありますが。

本体性能

Apple Watchをイメージして購入するとあまりにも期待外れとなってしまうかもしれません。

筆者はPixel Watchの初代を使用していたことがあるのですが、それよりは性能は上です。とはいえ、通知を受け取った際の挙動のもたつきや、急に操作した際のラグなど、性能がそれほど高くはない故のちょっとしたストレスが感じられました。

細部のアニメーション

個人的に衝撃だったのですが、スリープ復帰時に画面がフェードインするのではなく、いきなりパッと点灯するんですよね。常時表示をオンにしているため、点灯というよりも常時表示からの復帰となりますが…

Apple Watchはもちろん、かすかな記憶ではPixel Watchもフェードインした気がするんですが、Galaxy Watchはいきなりパッ です。TicWatchと一緒じゃん、と思いました。定価7万越えの時計なんですけどね。ちょっとここは安さを感じてしまいました。

ボタン割り当て

アプリ一覧画面に物理ボタンで飛べません。さすがに不便でした。PixelWatchでも当たり前のように竜頭を押すことでアプリ一覧を開けるのに、Galaxy Watchは下からスワイプする必要があります。

ちなみにGalaxy Watchにはサイドボタンが2つあるのですが、規定のボタンの割り当てとして、右上のボタンがホームボタン、長押しでGoogleアシスタント、2度押しで直前に使用したアクティビティが起動するよう割り当てられています。右下については戻るボタンとなっています。

…戻るボタンってなんやねん、それいらへんからそのボタンでアプリ一覧の画面を開けるようにしてくれよ、とは思います。そんなところでiOSと比較した際のAndroidのメリットを出さなくてええねん、と思います。

ちなみにこの戻るボタンは、「最近使用したアプリ」画面を呼び出すように変更することができます。また、右上のボタンを2度押しした際の挙動と長押しした際の挙動についてもある程度カスタマイズ可能です。

充電速度

電池が空の状態から満タンになるまで、だいたい2時間かかります。ちょっと時間がかかりすぎな気がします。例えば1日使用した後に睡眠の計測をしたいとなった場合、充電する2時間を就寝までのどこかのタイミングで取る必要があります。これはもう少し短くなってほしいな~と思います。

Galaxy Watch 6 Classicのここが良い

全部がダメダメなわけではありません。以下のような良いところがあります。

おサイフケータイ対応

日本国内ででFeliCaに対応しているスマートウォッチを販売しているメーカーは、Apple、Garmin、Google、Samsungのみです。

このうちApple WatchはiPhoneでしか使えないため、Androidユーザーとしての選択肢は実質3社です。今まではGarminからしか販売されていませんでしたが、2022年にGoogleからPixel Watchが発売され、その後今回SamsungもFeliCaに対応してきたため、よりスマートウォッチの選定幅が広がっています。

デザイン

AppleWatchほどスマートウォッチ感は強くなく、PixelWatchほどカジュアルではない、ぱっと見はアナログの腕時計にも見えるようなデザインです。フォーマルな場に似合うと感じます。

WearOS

WearOSというかAndroidの決定的なメリットとして、自由度がかなり高いということが挙げられます。PixelWatchでもそうですが、GalaxyWatchも開発者向けオプションを有効にし、adbを有効にすれば任意のアプリをインストールすることができます。ちゃんと使えるかは別問題ですが。

機種変更時のやりやすさ

時計を変更せず、ペアリングしているスマートフォンを機種変更する際の話です。

Galaxy Wearアプリから機種変更をすることができます。この際、時計のデータは削除されず、移行先のスマートフォンと時計を新たにペアリングし、新しいスマートフォンでSamsungアカウントにログインするだけです。

まぁ、これに関しては移行をすることができないPixelWatchがおかしいだけかもしれませんが…

まとめ

まぁいろいろ書いてきましたけども、結局筆者はこのスマートウォッチを手放し、AppleWatchに戻しました。

もしiPhoneをすでに持っている場合、AppleWatchより優れたスマートウォッチは個人的にはないと思っているので、AppleWatchを使うのが良いと感じます。

どうしてもAndroidしか持っておらず、おサイフケータイに非対応の機種のためSuicaをほかの方法で使用したい 等の場合にはおすすめです。

注意点として、このスマートウォッチは大陸版スマホでは使用できませんでした。Rootを取ってゴチャゴチャしても同様でした。これについては筆者の技量不足かもしれませんが。

以上です。

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