外折りスマホについて語ります

Smartphone

試しに、3000字くらいでHuawei Mate XsおよびMate Xs2の感想を書きます。初投稿です。

外折りスマホとの出会い

最初にMateXsに出会ったのは去年4月です。大阪のじゃんぱらでAPLN(𝕏)に代理で購入してもらいました。 この時点で折り畳みスマホはZFlip3、ZFold2、ZFold3をすでに体験しており、初めての外折端末としてMateXsを購入しました。それ以来今に至るまで、MateXsおよびMateXs2を使用してきたため、使用中に感じた良いと思った点、また欠点だと思った点をいくつか記載します。

MateXs/MateXs2のメリット

まず良いと思った点、5つです。

1. 閉じているときの使い勝手

手元に届き、まず感じたのは、閉じているときの画面の大きさと比率の良さです。ZFoldのように縦長すぎるわけでもなく、OPPO Find NやPixelFoldのように横長すぎない設計。この時初めて、外折りという構造は折り畳みスマホとしての完成形と呼べるのではないかと感じました。

2. 厚み

当時はZFold3とMateXsの2台持ちをしていたのですが、MateXsは圧倒的に薄かったです。外折りという構造上、折りたたんだ際にギャップを設ける必要がないなどの理由で、ケースを付けたS23Ultra程度の薄さになります。

3. 耐衝撃性

このやわらかい画面を外側に配置するなど、故障RTA用の機種なのではないかといった想像をしていましたが、実機を使っていくうちに、MateXs/MateXs2はそこまで大切に扱う必要のないデバイスだということがわかってきました。Huawei本家が純正で閉じたときに背面しか覆わないカバーを販売していることや、YouTubeにてMateXs2をカーペットに落下させる動画があることから、そこまで気を使って丁重に扱う必要のあるものではないということが予想できます。

4. カメラ性能

これはMateXsにおいて感じていた点です。折り畳みスマホのカメラ性能はそれほど高くないものだと想像していました。ところがMateXsはLEICAとのコラボにより、とても明るい色味になるように調整されていました。自分好みの味付けだったと感じています。MateXs2についてはまだ購入から1日しか経っていない為検証不十分ではありますが、現状ZFoldシリーズとの差はあまり感じません。普通のカメラといった感想です。

5. 手触り

外折りスマホ、もしくはMiMixAlphaでしか味わえないと思っている点です。伝わりにくいかもしれませんが、折りたたんだ時の画面が曲がっている部分の手触りや形状が良すぎます。まるで自分が特別で変なスマホを使っているかのような気分になります。

MateXs/MateXs2のデメリット

次に少し不十分だなと感じた点です。

1. HUAWEI製

メリットでもありデメリットでもあると思います。Huaweiの技術力だからこそできた非常にレベルの高いデバイスだと感じていますが、Huaweiである故に、中国版を購入してもグローバル版を購入してもGoogleは入っていません。自分で入れる必要があります。ただしGMSの導入方法が数か月前により簡単になったようで、今回試したところ20分程度で1度目の挑戦で2台とも成功することができました。Playプロテクトは通っていますし、HarmonyOSを更新しても問題なさそうです。

2. 電池持ち

MateXs2についてですが、悪いです。Snapdragon888と4600mAhバッテリー、さらには120Hzで駆動する大画面の組み合わせだとまぁこんなもんかといったところです。MateXs2にてRAMが12GBのモデルを選ぶと若干電池容量がアップし4880mAhになるため、また変化があるかもしれません。

3. ジェリースクロール現象

MateXsにて起きていた現象です。画面を開いて使用する時、画面の左半分と右半分で若干の表示遅れが見られます。MateXs2では見られない現象です。

4. ディスプレイリフレッシュレート

これもMateXsに限った話です。60Hzでしか駆動しません。発売年で考えると、MateXsはZ Fold2と同じ年に発売されており、Z Fold2は120Hz駆動であることを考えると、少し遅れを感じます。Huaweiは折りたためない普通のスマホでも120Hzディスプレイの導入が遅かったため、Huaweiデバイスとして考えると普通のことかもしれません。

5. 冬季に硬い

冬の寒い日に折りたたんだ状態から開くとき、異常に硬いです。壊れるんじゃないかというレベルです。これはMateXsシリーズに限った話ではなく、すべての折り畳みスマホにおいて言えることです。夜間は毎日必ず気温がマイナスに到達するような地域にお住まいの方は、冬季に折り畳みスマホを使用するべきではないかもしれません。冬は折り畳みスマホを売却してiPad miniで生活しましょう。おすすめです。Apple最高。

以上がHuawei Mate Xs/Mate Xs 2を使用してきたうえでの感想です。

誰向け?どの機種を選べば良い?

内折り端末に飽きてきた人にお勧めします。良いと思った点の1つ目で書いた通り、内折では得にくい非常に良い使い勝手を得ることができます。閉じて使っている状態では、もはや普通のスマホです。

人とは違うスマホを使用したい方にもお勧めです。街を歩いていて、MateXsシリーズを使用している人に遭遇することはほぼ一切ありません。ぜひ公共の場所でMateXsシリーズをパカパカして、山折りスマホをアピールしましょう。

今から山折りスマホを購入されたい場合、いくつかの機種が候補に上がると思います。それぞれをどんな人が選ぶべきか、個人の主観で考えてみます。

Source:Flexpai, Huawei, DesignBoom

FlexPai:世界で初めて山折りスマホを販売したメーカーのシリーズです。正直ネタ枠です。買ったとて売却はほぼできないでしょう。コレクター向けじゃないでしょうか。

Huawei Mate X:Huaweiの初代山折りスマホです。多分入手困難ですし、初期型ともあっておそらく完成度は今ひとつのはずです。エアプでごめんなさい。

Huawei Mate Xs:Huaweiの2代目山折りスマホです。山折りスマホに興味があるけどMateXs2ほど高価なスマホは買えないと言う方にお勧めです。山折りスマホの良さがMateXsで分かった方はMateXs2に進みましょう。

Huawei Mate Xs2:Huaweiの3代目山折りスマホです。120Hzディスプレイやインカメを搭載し、完成度が非常に高いスマホになりました。それなりにお金を出せる方はMateXs2いきましょう。

Honor V Purse:Honorの山折りスマホです。ハイエンドではなく、Mi11Lite5GNEと同じCPUを搭載しています。画面も90Hz駆動です。MateXs2の安い版といった認識で良いと思います。Honorってグロ版はGMS標準搭載でしたっけ?VPurseってグロ版あるんですかね?

Huawei機が国内で使いにくいなんてことはほぼありません。GMSの導入も簡単ですし、普通の大陸版スマートフォンを使用するような感覚で使えます。ぜひ山折りスマホ、購入してみてください。

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