OnePlus Open レビュー:折りたたみスマホの完成形

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みなさんこんにちは。2Duoです。OnePlus Openを購入しました。数日程度使用し、見えてきた良いところやイマイチなところを語っていきます。(内折りは)初投稿です。

まずは基本情報から…

OnePlus Openは、Snapdragon 8 Gen 2を搭載している、OnePlusが初めて発売した折りたたみスマートフォンです。参考までに、OPPOは同じ機種をFind N3として販売しています。

SoCSnapdragon 8 Gen 2
RAM容量16GB
ストレージ容量512GB
バッテリー容量4805mAh
画面サイズ(メイン画面)7.82インチ
画面サイズ(サブ画面)6.31インチ
ヒンジ形状水滴型
重量245g
メインカメライメージセンサーLYT-T808
今回使用した個体のスペックです

OnePlus Openの特徴 ハードウェア編

この機種を数日使用し、他の折りたたみスマホにはない魅力を感じる点がいくつかありました。

サブ画面の比率

これまで、横折りタイプの折りたたみスマホは、SamsungからはZFold2および3、OPPOからはFindN、HuaweiからはMateXsおよびMateXs2を使用してきました。

Samsungは縦に長く、また横に細すぎる点に使いづらさを感じていました。またOPPOは、逆に縦方向に短すぎることが使いづらさを感じる要因になっていました。

そのような理由で、MateXsシリーズの比率はちょうどいいと感じていたのですが、このOnePlus Openもそれに近い比率のため、非常に使いやすい印象を受けます。

下の画像で比較しています。左側がMate Xs 2、右側がOnePlus Openです。

メイン画面の溝の見にくさ

折りたたみスマートフォンを使ったことのある方はお分かりいただけるかと思いますが、普通メイン画面の中央には、ヒンジに沿って溝ができており、見にくさやタッチのしづらさにつながっていますよね。

OnePlus Openは、その溝が存在自体はあるものの、ほぼ全く見えません。

もちろん目立ちにくいだけであり、画面を消すと溝があることがわかりますし、指でなぞるとしっかりと溝があります。

ヒンジの開閉音

開けたときにはカチッというしっかりとした音が、閉じたときは空気が抜けていくようなパタンという音が鳴ります。Galaxyよりもメカニカル的な音が良いです。開閉するたびに気分が上がります。

アラートスライダー

OnePlusの伝統であるアレです。一時OnePlusから消えてしまうなどありましたが、OnePlus11より復活し、継続して搭載されています。やはり物理スイッチは便利です。

本体の温度が冷たいとき…

あくまでGalaxy Z Fold2から4まで、およびHuawei Mate Xs2と比較してですが、冬の寒い日の朝一番などに開閉するとき、硬さや抵抗を全く感じません。

上に挙げたような機種は、同じシチュエーションで開閉すると強い抵抗を感じます。

水滴型ヒンジを採用しているからか、OPPO/OnePlusの技術力なのかわかりませんが、かなり安心感を覚えます。

筆者はこれまで、冬季に折りたたみスマートフォンを使用することは避け、その間iPad miniを使用していました。開閉が硬くなることにそれほどまでに怖さがあったからです。

しかしOnePlus Openはその硬くなる現象が起こらないため、これであれば冬でも折りたたみスマートフォンを使用しても問題ない、という印象を受けています。

OnePlus Openの特徴 ソフトウェア編

ソフトウェア面でも、気に入った点がいくつかあります。

触りやすい

OnePlusは、中華メーカーの中で一番ブートローダーをアンロックしやすい機種だと思っています。Xiaomiのように待ち時間もありません。

ブートローダーをアンロックできるということは、Root化も容易だということです。Root化して遊べる折りたたみスマホなど、OnePlus OpenとPixel Foldくらいでしょう。

また、8 Gen 2を搭載するOPPO系端末ということで、OnePlus11向けのOFPを使用してEDL Flashできるのも強みです。文鎮化耐性が強いです。

Oxygen OS

OnePlusのグローバル端末なので、OxygenOSを搭載しています。これが非常にスムーズで滑らかに動くUIであるため、気に入っています。

また、個人的な考えですが、ColorOS系と原神の相性は抜群だと思っており、解像度や平均フレームレートが高いように感じます。

以下は、Galaxy Z Fold5とOnePlus Openで、同じ設定で原神を動かした際のスクリーンショットです。

左側がZ Fold5、右側がOnePlus Openです。どちらも最高設定での表示です。色味が違うのはゲーム内時間が違うことによるものだと予想していますが、こころなしかOnePlusの方が解像度が高い気がするんですよね…気のせいでしょうか…

OnePlus Openのイマイチな点

何点かあります。というか欠点がない製品自体ほぼ全くないですよね。というわけでいくつか挙げます。

ボタンの位置

電源ボタンおよび音量ボタンの位置が高すぎるように思います。アラートスライダーは別として、これら2つのボタンは頻繁に使うボタンであり、かつ押すときに画面を操作している状態から持ち変えることなく押したいため、もう少し下の方にボタンが来ているとより押しやすくなる印象です。

カメラ

いや、スペックは高く、いいカメラを搭載しているのですが、撮影体験の部分が酷いです。下記に何点か例を示します。

注意点というか、筆者はこの機種を購入する直前までXiaomi 13 UltraやVivo X100 Pro等のカメラ特化型スマートフォンを使用していたため、必然的にこれらとの比較になってしまう点、ご了承ください。

これらの画像は、本来は右側を撮りたかったのに、シャッターボタンを押すと左側の画像が出てきたという場面です。原因は様々です。シャッターボタンを押してから本当にシャッターが切られるまでラグがあるとか、光をより取り込もうとしてぶれてしまうとか、AF能力が低いとか、いろいろあると思います。

いずれにせよこれでは、いざ撮影したいとなったときに瞬時に捉えられるか自信がありません。このあたりはアップデートで改善されるような範囲なのか、単に筆者の腕が悪いだけなのか、どちらなんでしょうか…

まとめ

だいたいこんな感じです。完璧ではありませんが、折りたたみスマートフォンのハードウェアとして見るとGalaxyより上だと感じています。

筆者は折りたたみスマートフォンを購入したとてマルチタスクはしないのですが、2個同時にアプリを開くなどする場合は、Galaxyの方が作業性は上だという意見もありました。

カメラについては、もしソフトウェア側でどうとでもなるような話であれば、今後のアップデートに期待しています。

今回は一時手放しますが、もし今後これが改善されれば再度購入も考えています。

以上です。

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