Vivo X100 Ultra レビュー:Xiaomi13Ultraの二の舞か?

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みなさんこんにちは。2Duoです。久しぶりにスマホを購入したので、レビューしようと思います。

手元にメイン機として運用しているXiaomi 14 Ultraがあったり、以前X100 Proを持っていたことがあるため、それらとの比較もできたらいいなと思っています。

これは何

Vivo X100 Ultraです。Vivo X100シリーズの最上位モデルです。

Vivoといえば天体撮影性能、暗所撮影性能ですが、X100 Ultraも例に漏れずこれまでのVivoの強みを引き継いでいます。

Vivo X100 Ultraの外観

個人的にはかなり特徴的なデザインをしていると感じます。

背面カメラは三眼構成で、それぞれ超広角、広角、望遠です。今作でもXtreme Imagination(クソダサ)という文字が入っています。

前面はこのようになっており、ここ最近のトレンドとも言えるかもしれない4辺エッジではなく、普通のサイドエッジです。また画面下辺も他の3辺より少し太いです。

本体上部はこんな感じです。平らな部分を4辺ともで作っているような雰囲気です。

Vivo X100 Ultraの付属品

特筆するような付属品はないのですが、付属のケースの材質や作りで1つ気になった点があります。

画像からはわかりにくいかもしれないですが、OPPO Find X7 UltraやOnePlus Ace3に付属してきたケースと同じ素材、同じ構造をしています。

単純に中国で今この作りのケースが流行っているのか、親会社が一緒のため統一されているのかは謎ですが、一見共通点のないOPPOとVivoの間でこのような類似点が見られたのは意外でした。

ケース以外に特にこれといって特別だと感じるものはありませんでした。

ACアダプタは80W対応のものです。

Vivo X100 Ultraのハードウェア

X100Ultraで特に印象的だったハードウェアはこんな感じです。

カメラ性能

流石に天体性能が強いです。先日星を撮りに行く機会があり、X100 UltraをはじめXiaomi14UltraやPura70Ultraも同時に並べて撮影したのですが、ダントツでVivo X100 Ultraが綺麗に撮れました。

Vivo X100 Ultraには天体撮影用のモードが数種類あり、単純に夜景モードで撮ることもできるのですが、「Astroデフォルト」なるモードに切り替えると、三脚を使用したときに2分以上の撮影をすることができます。

下の画像では、左側が標準の夜景モード、右側がAstroデフォルトでの撮影結果です。

指紋センサー

これはX100Proと比較した際の変化が大きいのですが、画面内指紋認証センサーの位置が比較的上にあります。

また超音波式指紋センサーを搭載しています。認証が早い、暗い場所でも画面が眩しく光ることがない、等のメリットがありますが、ガラスフィルムが貼りにくいというデメリットがあります。

画像左側がVivo X100 Ultra、右側がXiaomi 14 Ultraです。位置は概ね似通っています。

とはいえ一つ前の世代の最上位機であるVivo X90 Pro+や、さらにその前年の最上位モデルであるVivo X80 Proはもっと広いエリアでの指紋認証をサポートしていたため、それと比較するとダウングレードしています。

Vivo X100 Ultraのここがイマイチ

結構何点か思うところがあります。

可変絞りがない

これはデカいです。大型センサーを搭載している以上、写真の端から端まで全てにピントを合わせた状態で撮影することはかなり困難です。そこで可変絞り機構を活用してより絞ることで、広範囲にピントが合った写真を撮影することができるようになります。

しかしその機構がないため、Vivo X100 Ultraで近くのものを撮る際は、少し被写体から離れてズームしたり、逆に超広角カメラの一番望遠寄りを使用して撮影する必要があります。

具体的には、可変絞りがないこの機種で被写体に広角カメラの1倍で近づいた際、左側のような写真になります。

同じ条件で、可変絞りを搭載したXiaomi 14 Ultraを使用して撮影したものが右側の写真です。

AFを合わせる際は一番右手前のアクリルスタンドに合わせましたが、それと同時にピントが合っている範囲に大きな差があります。

これは主に食べ物の撮影をする際、容器の中身全体を広く撮りたい時に重宝する機能です。

ディスプレイの構造

Xiaomi 14 UltraやHUAWEI Pura 70 Ultraを見ていると、ここ最近の流行は4辺エッジ、かつ4辺のベゼルの太さが均等な状態だと感じます。

一番上の外観のところでも書いた点ですが、そんな中Vivoの最上位モデルであるX100 Ultraは従来の2辺エッジを搭載しており、また下辺が他の3辺と比べて若干太くなっています。

この点では、X100Proとの間ではディスプレイ周りについてはあまり違いは感じません。パンチホールのサイズがX100Proよりも小さくなっているため、その点ではX100Proより優れていると感じます。

このディスプレイ構造の結果、あまりUltraという雰囲気のないディスプレイになっている印象を受けます。正直になところ、コストパフォーマンスに優れたモデルであるOnePlus Aceシリーズなどでも同じようなディスプレイ構造をしているため、Ultraの名にふさわしいディスプレイ構造には全くなっていないと感じました。

外装のデザイン

特にフレーム部分と背面カメラ部についてですが、全く洗練されていないと感じます。

フレームについては絶妙に角ばっているというか、造形が美しくない印象を受けています。

また背面カメラ部分も微妙です。X100 Ultraは3眼カメラなのですが、右上に謎のULTRAとの文字と円があります。そこまでするんだったらもう一つカメラを搭載するとか、そういう方向性でフェイクの要素がない方が個人的には好きです。

スピーカー性能

これは結構色んな機種で言ってますが、音が薄っぺらい印象を受けました。同時に比較できないのでアレですが、X100Proとそんなに変わらないと思います。

Vivo X100 Ultraのここが好き

カメラ性能

やはりこれです。むしろここしかないかもしれません。先ほども挙げた通り、特に夜間での撮影性能が圧倒的です。

流星群が極大の日に行ったので、ところどころ映ってますね。

あとはテレマクロ性能や望遠も強いのですが、Ultraだから強いというよりは、X100Proの時から十分強い感じはあります。

結論

全体的に、Xiaomi 13 Ultraと近いものを感じました。

カメラは非常に強く、しっかりとVivoの明るく映る特徴が出ていて良いのですが、逆にそこ以外にUltraみがほぼ全くありません。

普通のハイエンド級のディスプレイやスピーカー、その他のハードウェア性能、洗練されきっているとは言えないデザインなど、フラッグシップとはちょっと呼べない感じです。

X100 Proとの一番大きな違いを聞かれたら「指紋センサーの位置」と答えるかもしれないです。

カメラ性能以外を全く考慮せずに購入した端末だったので、薄っぺらい記事になってしまって申し訳ないです。まぁ所詮備忘録なので、次にもう一回自分がX100Ultraを欲しくなったらここを見返そうと思います。

以上です。

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