Xiaomi 14 Ultra レビュー:Xiaomi、これ国内で出してくれてありがとう

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みなさんこんにちは。2Duoです。国内版のXiaomi 14 Ultraを買いました。この記事では、しばらく使用してみた感想をはじめとして、気に入ったところやイマイチな点などを挙げてみます。ただひたすら語るだけみたいな記事になってしまいましたね……

XiaomiのUltraシリーズ

ご存知の方はご存知だと思いますが、Xiaomiは4世代前からUltraモデルを製造しています。

最初はMi 10 Ultraが登場し、Xiaomiの10年目を記念するモデルでした。

翌年発売されたMi 11 Ultraはカメラ性能にかなり注力し、クソデカカメラバンプをはじめとして、背面ディスプレイやセラミックバックカバー、5000mAhのバッテリー、壊れる無線機能など、目新しい機能、珍しい点が多いスマホでした。

ぼくが最初に購入したXiaomiのUltraモデルはこれ、Mi11Ultraです。1台目のMi11Ultraは、自分でディスプレイを交換した結果、黒点が入ってしまったのが懐かしいですね。どこかのタイミングで購入した起動不能ジャンクのMi11Ultraは、AliExpressでマザーボードを購入した結果8/256を購入したのに12/256モデルが届いたりしましたね。そのような感じで、なんやかんやで5〜6台は買いました。

その翌年に発表されたのはXiaomi 12S Ultraです。

初めての1インチセンサー搭載モデルですね。背面ディスプレイがなくなり、カメラモジュールが円形になり、LEICAとのコラボを果たしました。またバッテリーカバーに皮の模様が施されるなど、カメラ機能の強化を非常に感じさせるモデルでした。

グローバル展開がされなかったことだけが残念です。これの偽プレゼント企画がかなり話題になったこともありましたね。懐かしい…

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Mi12SUは2台買いました。一つ目は文鎮化したものを購入したのですが、実は基板が物理的に死んでいたという最悪な状態でした。購入したことを後悔しています。

2台目はちゃんとしたやつを購入しましたが、グローバルモデルではなかったこともあり、長期間持っていたわけではありませんでした。

そして去年、発売されたのがXiaomi 13 Ultraです。

メインカメラとしてMi12SUから引き続き1インチセンサーであるIMX989を搭載しつつも2段階の可変絞り機構を搭載し、3倍望遠カメラが追加されて合計4つの背面カメラとなり、Ultra以外のXiaomi 13シリーズと比較して写真の仕上げ方をより自然な雰囲気にするという差別化もみられていました。カメラキットがXiaomiから公式で発売されたりもしましたね。

実はこの世代からスピーカーがharman/kardonの監修ではなくなりました。正直違いはわかりません。

このモデルは結構本格的に長期間使用しましたね。2023年の夏終わり頃から使用し、今年頭まで使用していました。

実はこのブログで書き始めて最初に売却したメイン機がMi13Uなのですが、それもあって手放した理由を過去にまとめています。よければ下記リンクからご覧下さい。まぁ、移行先のX100Proもすぐ売ったんですけどね…

で、今年出たのがXiaomi 14 Ultraです。

何が一番大きいかって、日本国内での展開が始まったことです。技適付きですよ技適付き。技適マウントを界隈の皆様に対して取ることができます。みなさん、でもそれ、技適マークついてる??????????

カメラハードウェア面では、3倍望遠がテレマクロに対応し、メインカメラの可変絞り機構が非常に多段になりました。あとはデザイン面の洗練ですね。4辺カーブガラスになったり背面カメラ周りのデザインが変わったり、バッテリーカバーの質感が変わったり。

とまぁこんな感じで、XiaomiのUltraを国内展開されるより前からこれまで3世代にわたり使用してきたぼくが、改めてXiaomi 14 Ultraを購入し使用した上での感想をまとめてみます。

Xiaomi 14 Ultraの特徴

ハードウェア

前作であるXiaomi 13 Ultraと比較して、大きな違いだなと感じる部分は基本的にすべてハードウェアです。

外観

上でもちらっと書きましたが、ディスプレイの4辺が湾曲しており、丸みを感じます。一応4辺エッジディスプレイとも呼べるかもしませんが、基本的にはフラットです。よく見るとエッジになっている、そんな感じです。

また下顎の太さがほかの3辺に近づいた気もします。

背面を見てみると、カメラ周りのデザインが変わり、2段階の出っ張りがあることに変わりはないものの、13Ultraのような緩やかな1段目ではなく、光沢金属のリングが施されています。個人的にはこっちのほうが好きです。

また、背面パネルの感触が変わりました。12SU、13U共に一眼カメラのような硬い肌触りだったのですが、今回の14Ultraはもっと柔らかくなっています。手触りとしてはこちらのほうが心地よいです。Xiaomi13やOnePlusAce2の香菱版に似たような手触りですね。

とはいえ14Ultraの黒色の店頭デモ機を触った際、白色より硬めな印象を受けました。それでも13Ultraほどの硬さはありませんでした。

また、カメラ部以外の厚みがMi13Uより薄くなっている気がします。実際に2台を同時に比べたわけではなく、過去の記憶をもとに予想しているだけですが、少なくともMi13Uの時には感じた、ハイエンドのクオリティに留まっている、という印象は受けません。しっかりフラッグシップ感があります。

細かい点ですが、IRブラスターはカメラ部に移動しているため、本体上部にはスピーカー穴のみ設けられるようになりました。

カメラ

個人的に一番でかいのはテレマクロを搭載したことです。3.2倍レンズで、被写体に対してだいたい8.5cm程度まで寄れます。

作例を以下に何点か載せてみます。

メインレンズ、超広角レンズ、5倍レンズについてはMi13Uからの大きな進化というものは感じませんでした。引き続き、可変絞りの便利さを体感しています。

なんにせよ、非常に強いカメラであることに違いはありません。何枚か作例を挙げます。

ソフトウェア

HyperOSを搭載しています。MIUIより洗練されたというか、スタイリッシュになった印象を受けます。

これはXiaomi 14 Ultraに対してというよりもHyperOSに対しての不満なのですが、なんで指紋認証の際のバイブレーションを廃止したんですかね?あれめちゃくちゃ好きだったんですけど…

良い点として、iPhoneで言うところのTrueToneのような機能が追加されたことを挙げたいです。見落としていなければMi13Uにはついていなかったはずです。FindX7UltraやOnePlusAce3、X100Proにもついている機能で、ここ1年程度でAndroidへの採用が広がった印象です。

カメラキット

Xiaomi 13 Ultra専用に最初に開発されたカメラキットですが、14 Ultraではスマートフォンとカメラキットの接続方式がBluetoothから有線に変更されました。個人的にはBluetoothの方が好きです。Bluetoothだったら本体とくっつけなくても使用できるので、リモートシャッターにもなっていたんですよね…

現状、シャッターボタンが放電しきってしまうという問題がポツポツ発生しており、筆者の環境でも先日一度発生しました。

設定から、カメラキットから本体に給電しないように設定できるのですが、それでも放電しきってしまいました。これが将来解決可能なバグなのか、仕様なのかはわかりません。

ちなみにこうなった場合、しばらく充電した上で、Xiaomiサポートから教えてもらった強制初期化を実行することで解決しました。

とはいえ問題ばかりではなく、追加された良いところもあります。新たに録画ボタンとダイヤルが追加され、任意の機能を割り当てることができるようになりました。

また、カメラ周りのリング、あるいはフィルター用アダプターのロック方法が変わりました。13Ultraではただ回して固定、逆向きに回して取り外しだったのですが、14Ultraではしっかりとロック機構が備わっており、ボタンを押すことでアンロックできるようになっています。13Ultraではすぐに外れてしまうことがありイマイチだったので、これはありがたいです。

Xiaomi 14 Ultraのここがイマイチ

何回も言っているかもしれませんが、完璧な製品などというものは世の中には存在しません。というわけでXiaomi 14 Ultraの好きではない部分、何点か挙げてみます。

電池持ち

これについては、めちゃくちゃ悪いわけではないです。単純に、これの前にメイン機にしていたFindX7Ultraが大陸版だったために常駐アプリ数が少なく、電池持ちが良いと感じていただけだと思います。

とはいえ、グローバル版の他の端末と比べても、やはりこれより電池持ちの良い機種はたくさんあるように感じます。何が違うのかはわかりません。

スピーカー

これはもうずっと言ってますが、iPhoneには敵わないです。

iPhoneと言っても、手元にある13ProMaxとの比較です。2世代前の型落ちiPhoneと比較しても、主に音域の広さで負けているなという印象です。音の広がり方についてはほぼ同じだと感じました。

FeliCa

本当は挙げなくても良い点だと個人的には思っていますが、そういう需要もありそうですし、あるに越したことはない機能なので一応書いておきます。

とはいえ、日本に初めて展開するMiシリーズのUltraモデルとして、そんなに何でもかんでも求めてしまうとXiaomiに申し訳ないというか…

Xiaomiさん、15Ultraも国内展開待ってます。ついでにおサイフケータイもつけてくれると嬉しいな

ないようであるBLU制約

実際に手元の個体でBLUをしたわけではないので噂程度にしか知らないのですが、どうやらHyperOSはBLUしてしまうとOTAが降ってこなくなるそうです。本当ですか?

となると、本当にBLUして無問題なのはPixelくらいではないでしょうか。OnePlusもWidevineがL1ではなくなってしまいますし…

Xiaomi 14 Ultraのここが好き

まぁ、言うてもイマイチな点はちょっとしかないです。それよりも気に入っている部分の方が多いです。

技適

すでに上で書いた通りですが、本当にずっと待ってました。というか冗談半分で、技適がつけばいいね〜みたいな話をしていました。

これは当時のスクショですね。Mi11Ultraには背面ディスプレイが付いているので、そこに技適マークを勝手に表示していた時期もありました。

当時、具体的には去年の年末ですが、Ultraが国内展開されるなんて微塵も信じていなかったので、冗談でこんなツイートをしていたりしますね。おもろいな

…とか思っていたのに、本当に来てしまいました。14Ultraが。国内に。

国内に来る=技適は付いている というのは当然なわけで、ゴリゴリカメラ特化の中華スマホの中では唯一国内で何も気にせず合法で使用できる機種です。

これすごいことですよね。去年、なんなら今年の頭までは日本で販売されるスマートフォンの選択肢がこんなに面白くなるとは思っていませんでした。

となると、他のカメラ特化スマホを購入することを検討したときに、どうしても技適が付いていて日本国内で合法で使用できるという点で結局Mi14Uが最強だと思えてくるんですよね。

まじでXiaomiさんありがとうやで。ほんま。

カメラ性能

Vivo X100 Proを購入し気に入った点として挙げていましたが、テレマクロが付いたという点はMi13Uからの大きな進化ポイントです。

やはり寄れると楽しいですし、撮影できる写真の幅が広がって非常に良いです。

HyperOS

MIUI14以前と比較したときに、いろんな面で新しさを感じます。ロック画面の雰囲気から違いますし、アニメーションも若干洗練され、パフォーマンスも上がっている気がします。

左はMIUI14で動いているMi11Ultra、右はHyperOSのXiaomi 14 Ultraです。

洗練度

Mi13Uにあった、”カメラ以外は適当”感が減りました。ほぼなくなっている印象です。

つまり、厚みが減ったような気がしたり、カメラ部の1段目の段差の作り方がスタイリッシュになったり、ディスプレイの下辺部分が細くなったりといった感じです。

4辺カーブディスプレイガラスも一役買っているかもしれません。

結果的に、フラッグシップ端末と呼べるクオリティになっていると感じます。

まとめ

だいたいこんな感じです。全く参考にならない記事になってしまったかもしれませんが、備忘録メインなので大丈夫です。

というわけで、頑張って日本で技適つけて発売してくれたXiaomiに感謝して、Mi14U愛用していきたいと思います。

結構売れてるみたいな噂を聞くので、この流れでXiaomi 15 Ultraも国内展開してもらえないかな、と思っています。ついでにこの流れを見たOPPOあたりがFindX8Ultraを国内に投入してくれたら激アツですね。

実はMi14Uの購入直後にMi11Ultraを入手しました。またどこかで比較記事書くかもです。

ちなみに、今回の記事の作例以外の画像はすべてiPhone13ProMaxで撮影しました。どうにもiPhoneの写真は、記録用という印象を受けてしまい好きになれません…

以上です。

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